オリンピックを見ていると、なぜかいつものことながら、日本選手を応援している。
今回も銀メダルと銅メダルを獲得でき、これからますますメダルの数が増えていくと
思うと心が躍る。
高校野球の全国大会を見ても、自分の県の学校を応援してしまう。
勝ち上がっていくと、応援にもますます熱がこもってくる。
このような自分に近い存在を応援する気持ちは、おそらく人間誰でもが持つ素直な
気持ちであろう。
家族や自分の地域や、自分の国を大切にする気持ちは、きっと全世界の人たちが
持つ、共通の気持ちでもあることだろう。
今、家族や近所の人や、国自身を愛さない人がいる。
学校でも国家を歌ったり、国旗の掲揚を拒む人たちがいる。
私はこのようなことに対して、どうも不自然に思う。
曲がった考えをしていると思える。
もっともっと、自然な素直な心になって、家族や近隣や地域や国を愛するように行動
すればよい。
国を愛する気持ちが国を戦争に駆り立てるわけではない。
国旗や国歌が人を争わせるわけではない。
そこを間違えると、本当に戦争を防ぐにはどうすればいいのか、本当の問題はどこに
あったのか、かえって見失う。
オリンピックを見ながら、ふとそのように思った。